福岡県筑後市の脳神経外科・小児脳神経外科・リハビリ科の寺崎脳神経外科です。

新年明けましておめでとうございます。日頃から寺崎脳神経外科にご支援、ご高配を賜り誠に有り難うございます。

平成最後の正月、新しい元号元年と大きな節目を迎えるにあたりご挨拶を申し上げます。

 昨年はDuke大学の福島孝徳教授の特別診療という大きな出来事がありました。患者様には待ち時間等々でご迷惑・ご面倒をおかけしたことと思いますが、皆様方のご理解とご協力によるものと感謝申し上げます。当院は「ひとりでも多くの患者様の脳疾患の診断・治療・手術に全力を尽くします」をモットーに努力しておりますが、私自身、まだまだ勉強不足な点もみえ、充実した一年となりました。

=筑後地域の地域医療の一端を担い、地域連携を推進=

本院は、地域に密着した医療機関として地域医療に貢献するとともに、脳疾患の日常的な1次医療を担っているものと考えています。そのためには、他の医療機関の先生方との連携も必要となっております。昨年は患者様のご協力もあり463件を院外の医療機関様へご紹介させていただき、連携をとらせていただくことができました。皆様のご協力・ご理解に改めまして感謝申し上げます。

=日々の診療の中から新しい治療を模索する=

昨年は多大学の先生方や各方面の先生方のご尽力もいただきまして、おかげさまで4本の論文が採択されました。

A randomized, double-blind, phase III trial of personalized peptide vaccination for recurrent glioblastoma. Neuro Oncol. 2018

いずれの論文も脳腫瘍の領域において重要で意味のある研究であり、これらの研究に参加させていただけたことに関係の先生方に改めまして感謝申し上げるとともに、これらの結果が次の世代へつながるよう慢心なく日々の診療を行っていきたいと思っています。そして、将来的にこれらの努力が患者様にとって、よきものとなることを期待してやみません。

【脳腫瘍】

当院の特色の一つでもある脳腫瘍治療ですが、昨年は429件の外来化学療法数となりました。ノーベル賞受賞の本庶 佑先生が発見した免疫チェックポイント抑制剤などの使用も増えてきていますが、安心して治療ができるように副作用、合併症にも対応できる体制づくりをしていく必要があります。脳腫瘍は種類だけでいっても100を超え、いずれの疾患においても制がん剤の量やタイミング、種類でことなっています。入院で行う必要のあるものもありますので、その際には提携・連携医療機関の先生方にお願いをしてみていただいています。また、制がん剤治療はあくまで手術や放射線治療の3本柱の中の一つとしての位置づけですので、それらを踏まえて治療に臨む必要があります。これらが可能になりますのも、迅速な対応ができるチーム、組織の上に成り立ってできるものと考えていますので、クリニックスタッフ、一丸となって努力してく所存です。

昨年は各セクションのスタッフが、どんな患者にもベストを尽くして最高のパフォーマンスを出してくれました。これからも患者さんに満足され愛され、医療人にも満足していただける医療の提供ができるクリニックを目指しています。

本年もどうかよろしくお願い申し上げます。

平成31年1月2日

寺崎脳神経外科 院長 寺崎瑞彦

■寺崎脳神経外科■
脳神経外科・小児脳神経外科・リハビリ科

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