子どもの脳の発達
子どもの脳の発達(脳の乳幼児期~学童期へ)
脳の乳幼児期~学童期
- 脳の学童期は、いよいよ成長とともに機能を獲得し、必要な機能を選定していく時期にあたり、成熟脳と言われる時期にあたります。
- 脳はお腹の中にいる胎生16週ごろにははじまり、その後10歳ごろまでの間に形成されていきます。
- この段階では、最初の遺伝子情報をもとに、引き続いて環境依存に再構築が進む時期となります。
脳の成長
シナプスは3歳、ネットワークは6歳で飽和する!?
- 脳の神経ネットワークは2歳までに60%、4歳までに75%、6歳には90%が完成し、残りの10%が成人するまでに完成されるといわれています。
- 脳の赤ちゃん期~乳幼児期の項で、樹状突起→軸索→シナプスを通してつながると記載しましたが、
- 樹状突起:5歳まで増え続け、27歳ごろまで維持されます。
- 軸索の髄鞘(ミエリン)化:神経細胞の興奮を伝える軸索にはミエリン化されるところとされないところができますが、このミエリン化されることで伝達を早いものとしています。このミエリン化は12歳ごろまでに成長のピークを迎えます。
- シナプス形成:15か月、2-3歳で最大に形成され、その数は成人のおよそ2倍にもおよびます。以降、16歳ごろまで減少していきます。