片頭痛や筋緊張性頭痛が最も多いものですが、その種類は様々です。症状も前兆のあるものからないものまでありますし、特徴的な症状をだす頭痛もあります。原因もくも膜下出血、高血圧から脳腫瘍、副鼻腔炎、顎関節症など様々で、なかには急を要するものもあるため適切な診断と治療を必要とします。
また大人だけでなく小児に片頭痛が生じることもめずらしくはありません。小児の片頭痛の中には起立性調節障害からくるものもあり、十分な問診、頭部CTやMRI所見などを参考に、適切に診断し、治療方針を決めることが重要となりますので、頭痛でお悩みの方は一度ご相談下さい。
他に病気がない一次性頭痛
- 片頭痛
- 緊張型頭痛
- 群発頭痛およびその他の三叉神経・自律神経性頭痛
何らかの病気が原因で起こる二次性頭痛
- 頭頸部外傷による頭痛(例:外傷後頭蓋内血腫による頭痛)
- 頭頸部血管障害による頭痛(例:くも膜下出血)
- 非血管性頭蓋内疾患による頭痛(例:脳腫瘍)
- 物質またはその離脱による頭痛(例:薬物乱用頭痛)
- 感染症による頭痛(例:髄膜炎)
- ホメオスターシスの障害による頭痛(例:高血圧)
- 頭蓋骨、頸、眼、耳、鼻、副鼻腔、歯、口あるいはその他の顔面・頭蓋の構成組織の障害に起因する頭痛あるいは顔面痛(例:顎関節症)
- 精神疾患による頭痛(例:心身症)
神経の痛みからくる頭痛
- 頭部神経痛および中枢性顔面痛(例:三叉神経痛)
- その他の頭痛、頭部神経痛、中枢性あるいは原発性顔面痛
など